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昨日は、やまゆり会の講演会であった。 [やまゆり会講演会]

 昨日(2/6)はやまゆり会の講演会でした。

午前中、ぜんせいれんのA事務局長から依頼された。

故Sさんの遺影にする写真を妻と手分けして探した。

何しろ撮影した写真はアナログ;デジタルを合わせると、

優に約10,000枚以上有るので、アナログ写真だけに絞り、何とか、

2008年にSさんと熱海に旅行した際に撮影した写真を探し出し

速達で妻に送って貰う事にした。

 11:30頃お昼を食べてから、ミニモバイルパソコン、

デジタル1眼レフカメラ:ニコンD300s+

タムロンSPAF17~50mmDiⅡVCF2.8LD

ICレコーダー等を持って、横浜に行き、西口から

神奈川県社協まで歩いた、とても北風が強く寒かった。

 講演会は、2:05より開会した。事務局長の広田さんが挨拶する。

やまゆり会は役員を含めてたったの6名、運営委員は全員参加すべきで有る。

聴講者全員でも15名ととても少なかった。(新聞に宣伝したのにも拘らず)

 講師は、静岡県こころの医療センター院長、平田豊明先生で有った。

テーマは「精神科でのふつうの救急医療をめざして」

とても興味深い講演で有った。

 1.先生の経歴から講演は始まった。先生は工学部出身で、再度医学部

に入り直している。私は持論なのだが、医学部一本の人より先生の様な

他の学部出身者の方を寧ろ評価している。別に私の事を自慢する気は

さらさらに無いのだが、往々にして医学部出身者は一種の驕りが有る。

確かに医学は医学部出身者が主体では有るが、

臨床対象とする患者は当然ながら社会

のあらゆる部門階層に渡り、医学のみでは到底解決出来ない。

然し、実は患者こそが医学の主役なので有る事を医師は忘れている場合が有る。

医師は真摯に患者から日々学び、明日の診療の糧にして行かなければならない。

 基礎医学に関しても医学部出身者は逆に少なく、

理学部、工学部、心理学部、出身者が多い・・・・総合科学なのである。

基礎医学の重要性は言うまでも無いが、一般的に医師は

往々にして、臨床医学を重んじる傾向が有る。医学は広い視野に立って

物事を判断していかなければならない、医学=人間医学なのだから

人間とは何か?と言う究極の哲学を追求する事に等しいので有る。

 話を前に戻すと、平田先生は、千葉大医学部を出てから銚子市

の精神科病院で精神科救急を始めた。

 2.精神科の救急医療はどこがふつうでないのか?

・ふつうの救急医療とは→救急車が来てくれる。重症患者は高度な医療が受けられる。

・精神科では→警察を呼ばれることがある。かかりつけ病院がないと軽症患者は

診てもらえないことが多い。遠隔地に搬送される事が有る。重症患者が手厚い

医療を受けられるとは限らない。

 3.どうしてそうなのか?

・精神科の(救急)医療はふつうでなくても仕方が無い(世間の通念)→病気の自覚が無く、

救急医療を拒否する患者がいるから。予測できない行動を取るから。

精神科の病気は治らないので、手厚い医療が無駄だから。

・医療現場からの反論→早めに受診すれば、医療を拒否したり暴力的になる患者

は少ない。過去の医療が外傷体験になって再受診に抵抗を示す事が有る。適切な

医療を迅速に受けられれば良くなる患者は多い。(3ヶ月以内に9割が退院)

 次の記事に続く。

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